空港開港100年に向けた職員の想い
2025年4月入庁の採用活動が本格化しています。これに合わせて、千歳市の職員を紹介する「Spirit of CHITOSE」をはじめます。
“事に当たって一致協力する”の意が込められている「Spirit of CHITOSE」。
ここでは、様々な場面で活躍している職員を紹介していきます。採用活動中の皆さんが“千歳市で働く”をイメージできるきっかけになれば嬉しいです。
初回は、空港政策課兼主幹(空港開港100年記念担当)に所属するKさんです。
ー普段の仕事内容について教えてください。
K:私は現在、空港政策課と主幹(空港開港100年記念担当)の2つの課を兼務しています。空港政策課では、空港調整係と空港政策係の業務として、新千歳空港の関係団体との連絡調整や、空港整備に関する国や北海道への要望活動などを行っています。空港開港100年記念担当では、令和8年10月22日の空港開港100年に向けて、空港の歴史の普及啓発や機運醸成のための取組みを行っています。
ー空港開港100年に向けて、どのようにマチを盛り上げていきますか。
K:空港開港100年記念事業が、一過性で終わるものではなく、記憶に残る印象深いものとなるよう、市民をはじめ関係者の皆さんと一緒に盛り上げていきたいと考えています。そのために実行委員会を中心にハード面、ソフト面で様々な取組を進めていきますが、現在、私が関わっているものとしては、記念ロゴマークやキャッチフレーズの選定です。
■記念ロゴマーク一覧
■キャッチフレーズ一覧
1 100年の軌跡、未来への挑戦
2 100年のその先へ 飛び立とう 輝く未来へ
3 100年の想いを翼に乗せて さぁ飛び立とう 新たな空へ
4 ありがとう100年、飛び立とう次の100年へ
5 「100年の誇りを胸に光る未来へ」
6 翼に夢を乗せて次の100年へ
7 はるかな想いを、あらたな空へ。
8 100年の 夢をつないで その先へ
9 夢と希望を翼にのせて 繋いだ100年つなごう未来へ
10 100年の軌跡、未来への羽ばたき
11 開港100年 広がる翼 つながる未来
また、「空港開港100年記念アート事業」として、アーティストのKensuke Takahashiさんが制作した大型壁画を市内の施設に展示しています。1926年に初めて千歳に着陸した飛行機『「北海」第1号』や、多くの野生動物が描かれていて、とても迫力があります。
ー仕事のやりがいや魅力は
K:公益性の高い仕事ができることです。行政全般そうだと思いますが、市職員は地域と直接関わる機会が多いと感じます。そのような中で、自分が担当した仕事が誰かの役に立ったと実感したときにやりがいを感じます。また、市職員の仕事は業務内容や分野が多岐に渡り、数年おきに人事異動があります。異動を通じて、自分が住んでいるマチを様々な側面から見ることができる、また、まちづくりの業務を幅広く経験できることも魅力です。
ー印象に残っているエピソードはありますか
K:空港政策課に配属されて4か月しか経っていないので、エピソードは少ないです…入庁から4年間在籍した教育委員会の話でもいいですか(笑)。教育委員会の企画総務課では、 ICT 環境整備を担当しました。そのなかで、小中学校に1人1台のコンピュータと高速ネットワーク環境を整備する国の施策である「GIGA スクール構想」に携わったことが印象に残っています。
学校や事業者、庁内の関係部署などの関係者と調整を図りながら協力して進めました。特に学校とは、事業を理解してもらい連携して進められるよう、積極的に対話を繰り返し、丁寧に意思疎通を図ることを心がけました。当時はコロナ禍で大変なこともたくさんありましたが、いまとなってはいい思い出です(笑)。
思い返すと、担当として事業を進めるのに必死で、情熱が空回りしていたこともあったと思いますが、協力いただいた学校には感謝しています。事業が一区切りついた頃、異動になり、多くの先生から労いの言葉をかけていただき、頑張ってよかったなと思いました。
ー教育委員会から国交省への派遣を経て、空港政策課へ。異動すると業務内容がガラッと変わると思いますが、「仕事をするうえで変わらずに大切にしていること」はありますか
K:仕事に対してポジティブでいることを心がけています。働いていれば、多かれ少なかれ、難しい仕事にぶつかる時や、自分が苦手と感じる仕事でもチャレンジしないといけない時など、気が乗らない場面があります。ただ、仕事は自分のモチベーションに関わらず進めなくてはいけないので、「どうせやるなら、楽しくやる」ことを意識し、仕事の中で楽しみを探すようにしています。
そのほかにも、何かを考えるときは、様々な目線を持つことを大切にしています。市役所の仕事は、庁内外を問わず、多くの方との関わりがあります。組織や立場によって、物事の見方や捉え方は変わるので、担当者としての目線だけでなく、別の目線や大局的な目線を持つことを心掛けています。特に、市民目線を持つことは意識しています。
ー最初の部署で、市職員の基礎を学び、その後、外からの視点でマチを見てきたと思います。現在は3つ目の部署ですが、これからどんな職員になりたいですか
K:周りにポジティブな影響を与えられる職員になりたいです。仕事をする上で大切にしている「どうせやるなら、楽しくやる」という考えは、お世話になった上司や先輩の影響が大きいです。
これまでお世話になった上司や先輩は、仕事への姿勢はもちろんですが、プライベートも家族との時間を大切にしたり、趣味を楽しんだりと、魅力的な方が多いです。これからキャリアを積んでいくうえで、自分もそのような職員になりたいです。
また、これまで働いてきて感じるのは、仕事は信頼で成り立っているということです。そのため、これまで以上に皆さんから信頼される職員になりたいです。
ー千歳市を受験した理由はなんですか。
K:私は、千歳生まれ千歳育ちで地元への愛着もあるため、「千歳市役所だったら、マチのために一生懸命働くことができる」と思いました。大学が教育大学だったので、入学時は教員という道も考えていましたが、就職活動をするなかで、公益性が高く、大好きな地元に様々な面から携わることができる「市職員」という仕事に魅力を感じ、受験しました。
ー最後に受験生へメッセージをお願いします。
K:私は入庁して今年で7年目になりますが、日々充実して過ごせており、千歳市役所を選んでよかったと感じています。就職活動中は、迷いや不安もあるかと思いますが、千歳市に魅力を感じる方、千歳市役所で働くことに興味を持たれている方は、その気持ちの赴くまま、受験に挑戦してみてはいかがでしょうか。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。
※記事内容は、2024年7月時点のものです。