千歳市って、どんなまち?
前回のオープニングノートで、note"ちとせびと" をはじめた理由を書きました。
その中で、「職員の想いを紹介していきたい」と意気込みを綴りましたが、現在、取材の真っ只中…
ということで、今回は「千歳市って、どんなまち?」と題し、千歳市の特徴について紹介したいと思います。
突然ですが、千歳市に関するクイズです!
※ちとせ・まち魅力検定(通称:まち検)から出題。
1. 令和2年6月から新千歳空港で運営が開始されたものはどれでしょう?
①航空自衛隊委託 ②北海道委託 ③民間委託
2.平成30年に支笏湖漁業協同組合が統一した支笏湖産ヒメマスの名称は?
①支笏湖チップ ②支笏湖ブルーチップ ③支笏湖ヒメマス
3.環境省の名水百選に選ばれた湧水は?
①ナイベツ川湧水 ②チトセ川湧水 ③ママチ川湧水
4. 航空自衛隊千歳基地に所在する特別航空輸送隊が運用しているものは?
①救難専用機 ②災害派遣専用機 ③政府専用機
5.令和3年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡の一つは?
①ウサクマイ周堤墓群 ②キウス周堤墓群 ③ママチ周堤墓群
●正解 1:③、2:①、3:①、4:③、5:②
みなさん、何問正解できたでしょうか?
※ちなみに、今年入庁した新人職員のTさんは4問正解でした。
答えの補足をしたいと思います。
1. 千歳市のシンボル "新千歳空港"
千歳市に空港が誕生して、2026年で100年になります。いまでは、年間の乗降客数が2,200万人を超える国際空港に成長。令和2年からは、北海道エアポート株式会社が旅客ターミナルビルの運営や滑走路などの空港運営事業を開始。今後は、民間の経営能力を活用した戦略的な運営により、就航路線の拡大、利用者の利便性向上などさらなる発展が期待されます。
進化し続ける空港
国内30都市、海外25都市を結ぶ
路線別旅客数日本一(新千歳=羽田 1日50便以上)
24時間運用空港
ラーメン14店舗、ソフトクリーム・アイス屋さん約30店舗
スクリーン数3つの映画館がある
手ぶらでいける天然温泉がある
千歳市民にとって空港は、単なる交通拠点ではなく映画を見たり、食事をしたりするエンターテイメント施設。私も休日に子供を連れて空港に遊びにいったり、仕事帰りに映画を見たりしています。
2. 自然の恵み 湖のお姫様 "支笏湖チップ"
環境省の水質調査で何度も日本一に輝いている「支笏湖(しこつこ)」に生息する魚 "支笏湖チップ"。支笏湖チップは愛称で、正式名称は、"ヒメマス(姫鱒)"。
支笏湖チップについては、”論より食”。
ということで、ここで多くは語らず、「まずは食べていただく」事をおススメします。6月1日に漁が解禁したので、まさにいまが旬。支笏湖の雄大な景色を前に食べるチップ料理は格別です。
※「食より論」の方は、"支笏湖チップ"を特集した記事「支笏湖風土記」をご覧ください。支笏湖チップの歴史や、携わる人の想いを記録した特集です。
3. 蛇口をひねれば名水百選
千歳の水道水は、「名水百選」に選ばれたナイベツ川湧水の上水道を取水源としているので、美味しいです。千歳では、この良質な水を生かした産業がたくさん。新鮮な野菜や乳製品など安全・安心な農畜産物のほか、水を多く使う工場の適地として千歳市を豊かにしてくれています。
4. 政府専用機は、航空自衛隊千歳基地の 「特別航空輸送隊」が運航
自衛隊と共存・共栄するまち千歳。市内には現在、陸上自衛隊駐屯地が2つと航空自衛隊基地が1つあり、北方を守る防衛拠点となっています。市民の約4分の1が自衛隊とその家族です。
私は採用担当になる以前、広報係に所属していました。政府専用機は、広報ちとせ(広報紙)の表紙をはじめて担当したときに撮影した思い出のある機体。震えながらカメラのシャッターを押していたのが懐かしいです。編集後記には、次のように書かれていました。
当時は、ネタ探しに苦労していましたが、いまとなってはいい思い出です。
5. 千歳の宝・キウス周堤墓群
令和3年7月、キウス周堤墓群を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました。
キウス周堤墓群は、縄文時代後期(約3,200年前)に作られた集団墓地。円形に掘ったくぼみの周りに土手(周堤)を積み上げたもので、ドーナツのような形をしています。北海道特有の珍しい遺跡で、特に千歳から数多く見つかっています。
キウス周堤墓群には、いまなお多くの謎が残されています。今後は遺跡を保存しながら価値や魅力を次世代に伝えていく必要があります。
--クイズ裏話--
「千歳市って、どんなまち?」の問題を選ぶにあたり、「市民が千歳市に誇りに感じている部分」を調べてみました。実は、第5問の「キウス周堤墓群」は、トップ5に入っていなかったのですが…
「アンケート調査が世界遺産に登録される前だったから」と都合のいい解釈をし、「いま同じ調査をすればトップ5に入るだろう」という期待を込めて出題させていただきました。
これからの千歳
ここまでは、"千歳のいま"を紹介してきました。
最後に"これからの千歳"について触れて終わりたいと思います。
最近、テレビや新聞などで「千歳市」の露出が増えましたが、その多くは次のような言葉といっしょに報道されているのではないでしょうか。
#ラピダス株式会社 #先端半導体
2022年8月、次世代半導体の量産製造拠点を目指すため、国内トップの技術者が集結し、Rapidus(ラピダス)株式会社が設立されました。2023年2月に、製造工場の建設予定地として千歳市が選定され、同年4月には、市役所内に「次世代半導体拠点推進室」を新設。現在は専従15人、兼務20人の合計35人体制で業務にあたっています。
最先端の半導体を、千歳市から世界へ。
Rapidus株式会社が千歳市への立地決定を表明したことに関する、山口 幸太郎 千歳市長(当時)は、次のようにコメントしています。
発展を続けるまち、千歳
千歳市は、平均年齢が道内で最も若く、人口が増え続けている「まち」。(令和6年6月1日時点:97,815人)。今後は世界中から多様な人材や技術が集まることが予想され、さらなる「まちの発展」が期待されます。
今回は「千歳市ってどんなまち?」というテーマで、お届けしてきましたが、いかがだったでしょうか。
少しでも千歳市のことを知るきっかけになっていただけたら嬉しいです。
今後も、「千歳市ってこんなまち!」と誰かに紹介したくなるような記事を目指していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回からは、いよいよ職員紹介をしていきます。